アルブチンの美白効果

ハイドロキノン誘導体アルブチンの美白効果についてご紹介します。

美白化粧品によく配合されているアルブチンとはどんな成分でしょうか?

アルブチンには、α- アルブチン と β- アルブチン とがあり、どちらもハイドロキノン誘導体です。
古くから化粧品に配合されていたのはβ- アルブチンなのですが、αアルブチンのほうはチロシナーゼに直接作用し、β- アルブチン に比べて10倍以上強力にメラニンの合成を
阻害する新しい原料で、さらにハイドロキノンに比べ皮膚への刺激はほとんどなく安定した成分ということで注目されています。

α-アルブチンは、ハイドロキノンの糖誘導体で、コケモモなどの植物に含まれる成分です。
原料的には糖とハイドロキノンから合成して作られており、無職の針状結晶で、水やアルコールによく溶ける性質を持っています。
メラニン色素合成の鍵を握るチロシナーゼという酵素の活性を抑える作用に優れているので、日焼けによるシミ・ソバカスを防ぐ美白化粧品に使われることが多いです。

β-アルブチンはウワウルシといわれるツツジ科のハーブに含まれる一成分として知られています。
シミ・ソバカスは太陽光の中の紫外線・ストレス・大気汚染などにさらされることで肌の中で活性酸素が発生し、メラノサイト(色素細胞)内でチロシンが酵素チロシナーゼによってメラニン色素に変換されることにより発生します。
β-アルブチンはメラノサイト内で酵素チロシナーゼに直接作用してメラニン色素の生産を抑制することにより美白効果を示すと言われています。

ちなみに、α-アルブチンは、江崎グリコが開発したらしいです。
キャラメルだけじゃないんですね、すごいぞグリコッ!!



現在では「新安定型ハイドロキノン」 というハイドロキノンの欠点を克服した基礎化粧品も登場しているので、個人的にはこっちのほうも気になってます( ̄- ̄)

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